※万単位以下は四捨五入しています
注文住宅を建てる際は世帯の収入に見合った住宅の購入および、資金計画を考えなければなりません。ここでは、世帯収入から資金計画について見ていきましょう。
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2022年度集計表」
注文住宅で借りられる住宅ローンの相場
注文住宅を建てる際は、住宅ローンを利用する方が多います。その際に目安となるのが「年収倍率(住宅購入資金が世帯収入の何倍であるかを表した数値)」です。
一般的に、無理のない住宅ローンの借入額は「年収の5〜6倍」と言われています。年収500万円なら2,500万円〜3,000万円、年収800万円なら4,000万円〜4,800万円が相場となります。
住宅金融支援機構の2022年度の発表では、兵庫県での土地付注文住宅の年収倍率は8.1倍と高い傾向にありました。
無理のないローン返済額の割合
住宅ローンを借りる際には、「返済比率(年収に占める年間の住宅ローン返済額)」を指標に借入額を決めていくのが基本です。返済比率が小さければ小さいほど、月々の負担が少なくなり、理想は20%〜25%と言われています。住宅金融支援機構の調査では、2022年度の兵庫県における返済比率は26.5%でした。理想の範囲を超えていますが、理想に近い比率であることがわかりました。
返済比率を算出する際は、手取り額で計算することが大切です。また、教育費や生活費なども考慮しながら負担のない返済額にしましょう。
アール・ホームでは、資金計画の相談も可能です。ご家庭によって収支の割合はさまざま。ローンシミュレーターを使用して、借入可能な金額や無理のない返済額を算出し、年収に合った家づくりを提供いたします。
注文住宅で必要な諸経費
注文住宅を建てる際は、諸経費が別途必要です。その金額は建築費用の約10%とされています。基本的には現金での支払いとなるため、何百万円ものお金を用意しておく必要があります。諸経費も含め、余裕を持った資金計画を立てるようにしましょう。
土地購入の際にかかる諸経費
土地購入に関する諸経費は以下になります。
・仲介手数料
・印紙税
・不動産取得税
・登録免許税
・司法書士報酬
住宅を建築する際にかかる諸経費
建築に関する諸経費は以下になります。
・地盤調査費用
・建築確認申請費用
・水道などの引き込み工事
・印紙税
・登録免許税
・不動産取得税
・司法書士報酬
・建築設計費
・地鎮祭や上棟式に必要な費用
住宅ローンを利用する際にかかる諸経費
住宅ローンに関する諸経費は以下になります。
・印紙税
・登録免許税
・司法書士報酬
・手数料や利息
・ローン保証料
・団体信用生命保険料
・火災保険料や地震保険料
適正コストで叶う住宅のクオリティ
ここからは、どのくらいの予算でどのようなクオリティの家が建てられるのか見ていきましょう。