住宅性能の種類と特徴をチェック
省エネで快適・安心な注文住宅を建てるなら、性能を高めておいて損はありません。ここでは特に重視しておきたい断熱性・気密性・耐震性について紹介します。
熱の移動を減らす「断熱性」
断熱性は、住宅の壁や窓、床といった外皮を介した熱の室内外への移動を減らす性能です。熱には通常、温度の高い方から低い方へ移動する性質があります。そのため、夏や冬には冷暖房を使用している室内と室外とで温度差が大きくなり、熱移動が生じやすくなるのです。
住宅の断熱性を高めることは、熱の移動を減らし、快適な室温を保つのに役立ちます。
住宅の断熱性を高めることは、熱の移動を減らし、快適な室温を保つのに役立ちます。
UA値基準と地域区分
断熱性を表す数値のひとつにUA値があります。UA値とは、外皮平均貫流率のことで、値が小さいほど高い断熱性を示すのです。日本は地域によって気候に大きな差があるため、エリアごとに必要とされる断熱性の高さも異なります。このため、気候条件などをもとに8つの地域区分が設けられ、エリアごとにクリアすべきUA値が定められているのです。
また、UA値基準には複数の種類があります。基準ごとの数値を表にまとめました。
【UA値(W/㎡・K)】
また、UA値基準には複数の種類があります。基準ごとの数値を表にまとめました。
【UA値(W/㎡・K)】